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私が子どもの不登校を受け入れるまで②

小学校では5月に家庭訪問がありました。担任は自称ベテランの男性教諭。家庭訪問はたいてい、ありきたりの挨拶程度で済むものなのに

この先生は違いました。リビングに通した瞬間「おたくの子どもは一体どうなっているんだ⁉」というのです。私は一瞬何を言われたのか理解できず。どういうことかを尋ねたところ担任曰く「姿勢が悪い。少し注意をしただけで泣く。給食の好き嫌いをする。」等々ひとしきり子どもの態度の悪さを列挙し最後に「親が甘やかすからあんな子になるんだ。私は教師としての自分のポリシーに基づきお宅の子どもを指導するのでそのつもりでいるように」と言い残し帰っていきました。

 

担任から「親の育て方が悪い」と吐き捨てるように言われたことがあまりにショックで…。

その夜、子どもから聞いた学校の様子は「うちの子とその仲間たち」数人が毎日のように注意を受けているらしく、子ども同士励まし合って教室の時間を過ごしていたようです。その姿を想像すると私の方が大泣きしてしまいました。子ども同士のことではなく担任との問題で学校に行きたくなかったんだと気がつきました。

 

小学校は1日中クラス担任と過ごします。家庭訪問のあと「つらかったね。学校行かなくてもいいよ」という言葉が自然と口に出ました。

ところが子どもは意外なことを言いました。「自分が休むと他の友達が困るから。みんなで頑張る」と。言葉通り翌日は登校したのですが…

ある日予想外のことが起きたのでした。(続く)