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ひきこもりの背景:番外編

ひきこもりは男性の方が多いとされていました。もちろん女性のひきこもりだっています。ただ、女性は「家事手伝い」や「主婦」といって名称で家庭にいることが不自然ではなかったのでひきこもりの調査でも積極的にカウントされることが少なかったのです。

 

しかし2018年に内閣府が実施した「生活状況に関する調査」の中の調査項目で外出の頻度や家族以外とのかかわりなどの項目が入り「家事手伝い」や「主婦」の一部も「広義のひきこもり群」に含まれるようになったのです。

その結果、従来のひきこもりの定義に当てはまっていた女性と新たにカウントされた「主婦」達も合計されたので現在は女性のひきこもりの数が大幅に増えました。

 

ただ、従来の調査方法では長年、生きずらさやつらい思いを抱えてひきこもっていた女性たちが,ひきこもりと認められず「透明人間」扱いされてきた側面はあり、今では「ひきこもり女子会」などの支援団体も作られました。

 

それは良いことだと思いますが「主婦(夫)」という生活に満足していても「広義のひきこもり群」に当てはまっている当事者としては何だかなあ…って感じています。「貧困専業主婦」なる言葉もうまれました。

一億総活躍でしたっけ? 家事は活躍には値しないってことなのかな。

 国から外で働いてお金を得ないとダメだ、と通告されたよう。多様な生き方ってなんだっけ?

ちょっとモヤモヤしています…